社長のからくり人形

(有)丸山建築

2011年05月19日 13:40

いい天気ですね~~!!



今昔物語】高陽親王(かやのみこ)のカラクリ人形の話

 今は昔。
 高陽親王(かやのみこ)と言う人がいた。
 親王は、桓武天皇の御子で、細工名人だった。
 京極寺という寺があり、この寺は親王が建てたものであった。
 その京極寺の前に河原には田があり、この寺のものであった。
 ところが、天下が旱魃した年、ほとんどの田が旱魃で枯れたと騒動していた。
 その中、京極寺の田は賀茂川の水を引き入れて作った田なので、賀茂川に水がなくなると、田が庭のようになって、苗も枯れて赤くなり始めた。
 そこで、高陽親王はこれに対処するべく、高さ四尺ほどの、両手に器を下げた子どもの人形を造って、田の中に立てた。
 これは、人形の持っている器の中に水を入れると、それを受けて顔に流しかける仕組みに作ってあった。
 これを見た人が、水を汲んで人形の器の中に入れると、これを受けて顔に流しかけたので、面白く思って聞き継ぎ、京中の人が市のように集まり、人形の器に水を入れては、興じ騒ぐこと限りがなかった。
 そうこうするうちに、その水は、自然と流れ落ちて、田に水が満ちてきた。
 田に水が満ちたとみるや、人形は取り隠された。
 また、田の水が枯れると、人形を出して田に立てた。
 すると、以前のように人が集まって、水を入れるので、田に水がたまった。
 かくて、親王の田は枯れることがなくてすんだ。

 これは、面白い工夫であるが、これも親王の細工の巧みさ、風流の至りであると、みな誉めたと語り伝えている。


この写真はこのお話を元に再現して作ったカラクリ人形です。

社長は時々こうゆう遊び心をポンッと発揮させてくれます

実際に上手に水をかぶってくれますよ

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